鬼人の都

自身の双極性障害について

双極II型障害という病 改訂版うつ病新時代 を読んで

前々から気になっていた「うつ病新時代」


ようやく手に入れ読んでみた


さまざまな症例が書いてある中、当てはまるものは特に無かった


ただ「性格と病気の断層に乏しい」という記述はしっくりときた


個人的に勝手に某アニメーションの「精神汚染」と名付けていた、本心なのか病気のせいなのかさっぱり分からない気持ち


最大の精神汚染は自殺念慮・企図(もしくは自殺)


自分自身は死にたいわけではないのに、汚染された精神が死を望んでいる


自分を責める気持ち(半分本心・半分病気)から派生して病気が本心を飲み込み、気付けば死の影が訪れる



本を読んでみて、患者として物足りなさを感じたのは、身体症状の辛さや、認知機能障害に関して特に記述がなかったこと


躁状態の危険性やうつ状態の辛さ、学問的な解釈等興味深かったが、いわゆる寛解期に生じる重さと言うか不安定さについて何か触れて欲しかった


それとも、ほとんどの患者は寛解期には特に困っていない?


つづく